河北潟西岸の蓮如忌―室・明證寺さん―

5日(火)午後
河北潟西岸の室(むろ)・明證寺さんで、盛大な蓮如忌が営まれておりお参りしてきた。

午後1時半から、登高座、阿弥陀経。引き続き正信偈、御和讃は三首引き、淘五つ。
御文、法話と続く。

蓮如忌に関しては、加能民俗の会会員が多かった1988年、一向一揆500年を記念して、会員の総力を挙げて作った『蓮如さん―門徒が語る蓮如上人伝承―』で、蓮如忌を網羅し尽くしていたと思っていた。
ここのように、参り合わせをしながら蓮如忌を一月近く営んでいるエリアがあることを、今の今まで知らなかった。
隣の光明寺御住職・北西さんが、みんな力を合わせて蓮如忌に頑張っていますよ、とおっしゃった声が弾んでいた。
いいお参りにあわせていただいた。
金沢教区第4東組粟ヶ崎、大根布、11組宮坂、西荒屋、室、大崎、内日角あたりのお寺方と親戚寺院の参り合わせだとのこと。
帰り道に大崎誓海寺さん(蓮如上人お手植えの梅がある)前を通ると、17日に蓮如忌・万人講の案内が貼ってあった。17日は用事があって行くことは出来ないが、いつかはお参りしたい。

この日のお参りの様子を、明證寺御住職のお許しをいただいて写真で紹介する。
御住職とは電話でお話ししたのだが、お話し出来たのは何年ぶりのことだろう・・・
御縁だ・。

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涅槃画、蓮如上人絵伝4幅が安置されている。5日6日蓮如忌・涅槃会
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この欄間の題材は、雪中に筍を掘り出し病気の母に食べさせた二十四孝の代表的な人物、孟宗の逸話である(孟宗竹のいわれ)。話には聞いていたが、これだけ大きく立派な彫刻を見たのは初めて。

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「万人講」という追悼講のようなものがあって、御命日をノートに記入してお勤めしてもらう。私は父の命日11日を書いて餅代を納めた。餅が欲しかったのである。近くにいた女性に尋ねると、涅槃団子のようなものだとおっしゃる。涅槃会も勤修されているのだから、そうなのだろうな。