蓮如上人お手植えの銀杏―笠池ヶ原―

前に訪れたのは2017年5月12日のはずだ。
今度(3月5日)訪ねて見て、様相が一変しているのに驚いた。
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説明板。
地上約2mで大きくわかれており、高さ25m、幹回り7.2mを測る。
県内では第4位、全国的に見ても70位台にランクされる巨樹である。
 文明年間(1469~1487)、蓮如上人が北陸地方を巡り歩き、笠池ヶ原に説教場を建立された。
当時この地方の住民は真言宗などの宗教を信じているものが多かったが、上人は日夜精魂を傾け布教につとめられたところ、次第に住民たちはその教えに影響を受けていった。
 ある日、上人は住民たちを前に、毎日用いられたイチョウのハシを示され、「花が咲いても実はなるな」と唱えつつ境内の一すみに植えられた。ところが不思議なことに、日もたたないうちにこのハシが根を下ろし、芽を吹き、立派なイチョウになった。驚いた住民たちはことごとく上人の行いに感激し、上人の去った後も、この木を上人の身代わりと思い慕ってきた。
津幡町指定文化財 平成元年八月一日

昨年の重いどか雪で大枝が折れ、碑をこわしたのだろう(地域の人に聞けばわかるのだが、まず間違いないと思う)。
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2017年5月12日撮影