2019-01-09 寺史・寺誌―大慈山善福寺史― とも同行の真宗文化 大桑先生から、昨年12月初頭に二冊の本を頂いた。『大慈山善福寺史』と『善福寺文書選―大慈山善福寺史別冊』である。お礼文に、寺史の目標となる成果だと思う、と生意気なことを書いてはいたが、ここに載せる時を取れずに年を越した。先生の賀状に、この寺史に触れた文があった。 文字が残った。・・・寺史を刊行した。「未来が現在に、そして現在が過去に、構造を与える」(M・ガブリエルの新実在論)。未来から構造化されて過去を構造化した寺史。苦の中で意味を求めている。 思索の原点・・・ラジカルさをますます研ぎ澄ましておいでるようだ。