書籍-棟方志功、東昇氏;

妙好人棟方志功』(太田浩史)から

同書に、保田與重郎(1910~1981)の文を引用し、
いつか,棟方が文学の上で評価される日がきっとくるだろう(「棟方をそだてた人々」)。
と書いておられる。
棟方の文を意識したことはなかった。
それで、引用されている中の2冊を注文した。
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『板極道』中公文庫
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『板散華』講談社文芸文庫

棟方の文を評価した保田與重郎は、日本浪曼派の作家で、
三枝康高という先生から講義中何度もその名を聞いた。
その先生も日本浪曼派に属した方で、生きている文学史を学んでいたわけだ
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東昇氏-『親鸞に出遇った人びと5』(同朋舎)から

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東昇氏のお嬢さんである藤井雅子さんと、『妙好人 千代尼』を出してから法縁でメールのやりとりをさせていただいた。
東氏は、今年になって大きな存在となった人である。
『力の限界-自然科学と宗教-』(法藏館)、藤井さんの『お念仏とともに 父・東昇を想う』(探究社)は手元にあるが、
この本に載っている『人間が人間になるために』と『念仏を力として-高倉会館法話ー』(法藏館)がよさそうなので注文した。
アレー?。人間がの方は東昇とあるのに、本の写真は「西元宗助」著になっている。
東氏の本が届くのか、それとも,新たな出会いか……。
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結局、お二方に同名の書籍があった。
念仏もうすところに 立ち上がっていく力が あたえられる
出典:西元宗助『み仏の影さまざまに』
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『念仏を力として』
高倉会館法話集-一度も高倉会館に聴聞に行くことがないまま、会館は無くなった。
せめて、書物で場の思いを、と買った。

解説:中村了権氏

解説文がよかった。
たしかこの方の本があったはずだ、と本箱を探すと
2冊所蔵していた。
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親鸞の森』春秋社
中村氏の聞書。
対談者は
五木寛之
松永伍一
高史明
藤井善
連城三紀彦
藤原新也
江坂彰
青木新門各氏

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