大伴家持生誕1300年、『大伴家持』(中公新書)藤井一二氏著

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20日(日)の対岸-北アルプス立山)連峰-


5月17日、七鹿組坊守会にお話しするため七尾へ行った折、きくざわ書店さんに寄った。
前から気にしていた、藤井一二さんの『大伴家持』(中公新書)を前にして
社長さんと、能登國1300年と深く関わる家持
今年は生誕1300年なのに……などと話し合った。
もう驚くしかないのだが、家に帰ってメールを開くと
藤井さん当人からメールが入っていた。
以下、その交流

藤井→西山
西山郷史
Web上にて懐かしきお名前に出会いました。お元気で研究と社会活動を展開されているのを知り嬉しく読ませていただきました。石川県埋蔵文化財センター評議員会の隣席や会前後に懇談した時々のことが今も鮮明に蘇ります。当方、厚木市松蔭大学に在職して6年目に入ります。金沢時代以来の「東アジアの交流と文化遺産」「大伴家持と万葉社会」の両研究は集大成の段階を迎えています。機会を得てまたお会いしましょう。お元気でご活躍ください。
近く藤井一二『大伴家持中公新書(2017年6月)をお送りします。藤井一二から。』

西山→藤井
『藤井一二様
今日七尾の本屋さんで店主さんと藤井さんの御本を見ながら、能登1300年、家持も生誕1300年。もっともっと話題にならなければならないのに……と話していたところでした。その藤井さんからコメントが届き驚いています。評議員会楽しかったですね。私も『妙好人千代尼』をお送りします。』

藤井→西山
拝復
メールが届きました。珠洲のご当地が身近になりました。
家持が越中国守在任の頃は能登4郡は越中国管内であり、越の海の恵みを共有していたことを思えば現代の行政区画に惑わされず、万葉の世紀を含め能越地域の歴史・民俗・文芸の研究状況をあらたに考え直してよい時期にあります。機会を得て懇談しましょう。

藤井さんは、富山県立山町中新川郡)の方だと初めて知った。
それで、飯田の港から立山町の方ですよ、との連帯の写真を今日の文の最初に付けた。
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藤井さん-大伴家持生誕1300年講演、於城西大学城西国際大学東京紀尾井キャンパス-

6月23日予定
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『東アジアの交流と文化遺産黒龍江・図們江流域の渤海遺産データー〉』

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藤井さんの古代研究は東アジア・渤海流域を含む、壮大なものである。
他の中公新書には、『和同開珎』『古代日本の四季ごよみ 旧暦にみる生活カレンダー』がある。
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『古代日本の四季ごよみ 旧暦にみる生活カレンダー』