(公財)石川県埋蔵文化財センター 評議員・理事・監事発掘調査現地視察

10月5日(木)

一針c遺跡(小松市一針町)

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梯川ー発掘準備現場
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さすが小松市。弁慶だ(勧進帳安宅の関
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秀峰 白山

庄・西島遺跡、津波倉廃寺(加賀市

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江沼盆地中央部。
弥生時代~中世集落跡。
付近から和同開珎、古墳時代終末~平安初期の寺院屋根瓦破片が見つかっている。
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何ですか?と尋ねる。
土器と須恵器です。と答える。
珠洲焼も須恵器の流れですものね…と加える。
私は、フーンと答える。
こころの中で聞いてよかった、と思った。

庄町内を移動して2ヵ所訪ねた(視察した)。
お寺が見えたので、あとで確かめると、教員時代、その後も法話を聞くなどで交流があった故・家山勉さんのお寺だった。
古代から、つい先日まで、一気につながる光景として現場一帯が浮かんで来る。

八日市遺跡(加賀市八日市

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古墳時代前期(約1700年前)竪穴建物4号住居の中央付近に小型の炉跡3基が確認され、銅鏃の未完成品2点が出土。
学会に衝撃を与えた。

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手に銅鏃。
石器から銅族へ。
狩に使ったのですか?
戦争でしょう…。
聞いて…よかった?聞かねばよかった?

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加賀市はうさぎ
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この幅が新幹線の幅。
どうでもいいけど、まだ北陸新幹線に乗ったことが無い。
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柴山潟近く
2014年度、梯川も

その他

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「越前、19世紀」
と、昼食時によった料亭のたまり場で、所長が一言言った。
私は、おかみさんは越前は知っていても19世紀は知らないだろうと、19世紀の越前ですって、と声をかけた。
どちらも知らず(初めて聞いた)、ちょっとした騒ぎ・興奮状況になった。
「知」の広がりの実際…これだけでも素晴らしい視察になる。
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以上白水(蓮如清水)
蓮如上人と伝承』(1998年、真宗大谷派金沢別院刊)で書いた。
その時、写真を撮って載せたのだが、こんな所だったのだ。
あれから20年、しばらくすれば、近くを新幹線が通る時代を迎える。

白山、越前焼蓮如清水…遺跡

鶴来

6日(金)用を済ませ、次まで時間があるので、金沢を離れ鶴来に向かった。
いつも静かな所で食事をしているので、ひとりで混んでいる食堂に入るには勇気が要る。
それで、郊外へ出る。今回もそのパターン。
偶然、ほうらい祭りの前日祭に会った。
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右奥・鶴来別院
清沢町青年団赤鬼
永正5年(1508年)本願寺蓮如の七男蓮悟によって築かれた清沢坊に始まり、永正10年(1513年)蓮如の10男実悟が移住して願得寺と号した。 享徳4年(1531年)享徳の乱で衰退するが、別院、まわりの寺院がその清沢願得寺の法燈を伝えている。
別院と清沢地名のほうらいとが別院通りにいる。「面白い」と撮った。

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赤鬼たち


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鶴来別院
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煩悩を彼方に
運ぶ
秋の風

月情山良源寺さん法語