『加賀藩研究を切り拓くー長山直治氏追悼論集』ー「まだら・三夜」、蛸島「早船狂言」、「福浦御船歌」と加賀藩船手足軽ー

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10日(土)桂書房から分厚い大きな包みが届いた。
全く見当がつかず、???で開いてみると、長山さんの追悼集。
長山さんを偲ぶ会の折、追悼集を出すというので、随分お世話になったので、当然何らかの形で混じります。
と加わった。
長山さんの船手足軽に関する論文と関連する「御船歌」をまとめ
「「まだら・三夜」、蛸島「早船羽歌」、「福浦御船歌」と加賀藩船手足軽」と題して送った。
随分時間が経ち、そのうち大幅にページ数が増えたので一人5冊以上購入して欲しい、との案内があった。
追悼集のイメージをA4版のあっさりした表紙で、関係者に配布するものだと思い込んでいた。
確か15枚以内ということだったので、15枚ぴったり書いて送った。
ところが、見てびっくり、写真のような立派な本になっている。
それはいいとして、枚数を全く守っていない論がある。
長山さんの論文を多く載せたのでページが増えた、あるいは
あとから、長山さんを偲んで執筆者大幅に増えた、のであれば納得できる。
長山さんを利用しているとしか思えない。
編集者が決めた枚数を無視するのは、研究者以前のレベルだ!
と、怒っている。
長山さんだったら、こういう場合、どう思うかな?

私が知っている人は、だいたい枚数を守っておいでる。
それにしても、近世、しかも加賀藩に興味をお持ちの方を知らないし、
「切り拓く」に至ってはとおーーーい世界。
どうしたものだろう。
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目次。論・エッセーは、時代順に並んでいるそうだ。

論文は読んでもわからないのだが、
わかる追想は胸を打ち、横山さん(存じ上げない)の文などは涙が出た。