真宗の本

今日はご命日。
晨朝、お日中のお勤めを終え、真宗本に。
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『九州真宗の源流と水脈』遠藤一、中川正法、緒方知美編。法藏館刊。
筑紫女学園大学
金竜静氏から。
編者の中では、遠藤氏とかつて近世仏教史研究会合宿で顔を合わせている。
九州というと数人の名が浮かんでくる。
相当親しい人たちなのだが、「九州真宗」という感じではまとまってこない。
前期教師修練の担当だった木村映了師、塩谷、江口、大城…。
私にとっては大切で、強力な個性。
修練一週間の担当で、真宗最初の師となる木村さんとは、『蓮如上人と伝承』を出した折、電話で話す機会があった。
そこで、派が違っておられることを知った。そして、修練(24歳)の時の、私の質問をずーーと考えておいでる、と電話口でおっしゃった。
「九州真宗」を見たとき、誠実だった木村師を思いだし、あらためて宿題が残っているなぁ…という思いー長続きはしないーになっている。
そして、一方で、いつも本を送って下さる金竜氏に対して、何か書かなくては…とも、思う。

筑紫女学園というと、「○コース、○○さーん、筑紫女学園」と、昔聞いたラジオ放送を思い出す。
水泳選手権をラジオで聞いていたのだ。
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『現代に響くうた 正信偈』第7巻、8巻、本多弘之述
本を手に入れると、判子を押す。
家には「臥龍文庫」という判があり、子供のころ、何でそんな判が押してあるのか分からなかった。
そのうち、山号臥龍山」から取った印だと理解できたが、今はスタンプで「能登珠洲飯田西勝寺」という印と「西山蔵書」を押している。
たばこバカバカ吸っていた頃、背表紙といわず本全体がニコチンで黄色くなったので、紫外線にも効果があるという透明テープを貼って、整理儀式は終わり、
次にブログに書くことによって、何となく見た気分のまましばらく机(こたつ)周りに置いておいて、ある時期本棚に移行する。
いつか、読む日もやってくる、いつか誰かが見る日が来るかも知れない…と、本は遠のき、同じ本を購入することも、ままあるのだから、
でも、何もしないよりはいいのだろと思って、やっている。
聖典学習会(三重県)刊
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『現代と親鸞』第28号、親鸞仏教センター刊
近江商人に見る真宗の精神」(大谷一郎)を整理しながら、さーっと目を通した。

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大谷大学初代学長 清沢満之ーその精神にせまるー」
どこかにおいてあったので、頂いてきた。
「精神」に「にんげん」とルビが振ってある。
漢字に出会い始めた子供が、精神をにんげんと読めると思ったらどうするのだろう?
なぜ、「せいしん」ではなく「にんげん」なのか?
私なりの許容範囲は「こころ」までで、どうして「にんげん」なのだろうか?
と、昔々の国語教師は思ってしまう。
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『わかりやすい名言名句 蓮如上人のことば』稲城選恵氏、法藏館
京都地下道の展示コーナーに並んでいた。
藤に上人のことば。
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『わかりやすい名言名句 親鸞聖人のことば』村上速水、内藤知康氏、法藏館
お二方の名を初めて見た。
私は老僧。
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真宗大谷派 声明作法入門の手引き』川島真量氏編、法藏館
本山にお参りした、高揚が「声明」の基礎を…となった。
わかりやすく簡潔。

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妙好人の詩』菊藤明道氏著、法藏館
ポチポチ目を通している、がカシッとした内容なので、進まない。
金子みすゞ、榎本栄一、東井義雄氏が含まれている。2005年の刊
東日本大震災につながる「こだまでしょうか」のコマーシャルは2011年。
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教行信証再聞 三心一心問答聴記(五)』宗正元氏講述