「猿鬼伝説」の地ー合鹿・五十里・当目・駒寄・大箱・一布
いくつかの事情から猿鬼伝説の地を巡ろうと思った。
伝本の一書の最後に、「すがれ!弥陀の本願」とあるように、説教因縁話と関わって育てられた伝説である。
『猿鬼伝説ー伝え残したい私たちの宝ー』(猿鬼伝説編纂委員会編)の編纂委員長をなさった仲谷さんに案内していただけることになった。
11日、昨日だが能登町合鹿(ごうろく)庵で語り部の会があり、そこでのお話しのあと伝説の地を歩いた。
合鹿庵
『百姓覚えた者はない』・『シベリアの歌』など・『奥能登のキリコまつり』などの著書がおありの中瀬精一さんも語っておいでた。
仲谷由美さん。
※雨乞伝説で知られるガンノコ石のある淵
ガンノコ石を想像させる亀甲石ー珠洲市出土とある。
合鹿地内にある大岩
※旧柳田村、当目近辺の伝説地。
五十里(いかり)
駒寄
大箱
大箱熊野神社。この突き当たりに由緒地があるという話もあったらしい。
この右手の奥地に「猿鬼の塚」がある。
一布
当目
「猿鬼伝説」の地ー三井・歌波・大西山ー
外(そと)地内の清流
右手山の向こうに猿鬼退治の中心となった大幡神杉姫を祀る大幡神杉伊豆牟比咩神社の元地があるという。
伊豆牟比咩神社の獅子
波が歌となって猿鬼退治の方法を教えたという海岸近くにある「歌波の地蔵」
※町野町・大西山地内、坂本さんにご案内いただいた。
猿鬼が隠れ住んでいたという「隠れ岩」
三岩
三岩の間の清流
猿鬼が水浴びをしていたとか、足跡と伝える甌穴群
関連は猿鬼退治の紋・三ツ矢・「済度される鬼神ー続き因縁話の世界ー」の記事、参考として小串祭り・7日正月の行事がある。