能登の塩作りー角花(かくはな)菊太郎氏ー揚浜塩田基本文献

塩田文化・資料平成23年・2011・6月8日追加)

揚げ浜塩田で塩を買った(21日・水)。
専売制がなくなるまで、
角花家一軒が塩田を守り通された。
その頃生産された塩は、純粋な塩だと、専売に引っかかるので、
塩に昆布を混ぜて、おみやげとして、売っておられた。


角花家の歴史を紐解けば、
技術が残り、それが再び日の目を見るまでの、ご苦労がうかがえ
感動ものだ。
事実は小説より奇なりというが、
多くの人が技術伝承をあきらめていく中で、
菊太郎氏から息子さんの豊氏へ塩田技術が守り続けられるドラマはすごい。
 

揚げ浜塩田が県指定の無形民俗文化財になるとき、
指定に向けての資料の作成などに、若干関わり、
故菊太郎さんによく話を聞きに行ったので、
技術をお残しになる苦労話を、人一倍聞いたと思う。


まだ、語れないこともあるけれど
かなりの部分は以下の①③で紹介した。
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①『石川県の諸職』平成3年:1991石川県教育委員会、p58~「製塩」(pdf)西山郷史
②平成3年:1991農文協、p121~「能登の製塩業ー藩をうるおした塩づくり」坂下喜久次氏
③「自然人」no20橋本確文堂「能登の塩づくり」(PDF)西山郷史

※『珠洲市史』第4巻p331~p710「製塩編」長山直治
 『珠洲市史』第6巻個別研究編「近世能登製塩における生産構造」長山直治
「塩の道」
「重要無形民俗文化財に答申」
国指定