親鸞聖人700回忌記念像ー湯涌ー

28日(月)、午後から石川県埋蔵文化財センターで、令和4年第1回評議員会が開かれた。 28日は親鸞聖人ご命日なので、朝鐘を撞き、ご命日用のお参りをしてから金沢へ向かった。 会議までに少し間があったので、埋文と比較的近い湯涌へ車を巡らした。 気持ち…

想い出の糸口ー宝田明氏、御影道中ー

[昭和61年・1986年 蓮如上人御影道中] 昨年から群発地震が起きている。 昨日の地震は報道が全国に流れたようで、その新聞記事を見た大阪の南に住む後輩から電話があった。 書くのは、地震の話では無く京都時代にその後輩から聞いた話である。 現在は大阪の方…

23代四教、24代外卿アルバムー昭和12年、昭和16年ー

つい先日、段ボール箱から、相当立派なアルバム4冊とかなりの写真が出てきた。 30数年前、庫裏を修復した時に誰かが箱に入れ、そのままになっていたらしい。 このような写真集があることなど誰も聞いておらず、一々驚きながら整理している。 アルバムは、父…

亀鳴屋ー石川デザイン賞受賞・勝井隆則さん

2020年令和4年3月10日 梅の花と椿 ふき畑 句集 春暁 西山暁子 平成26年(2014年)4月8日刊行 私家版 亀鳴屋制作 母・暁子米寿、父・外卿23回忌記念 現在 「風港」同人 宮崎孝正全詩集 編者・勝井隆則氏があとがきに書いている。 ぜんぶコミで面白いのだし, …

十月社、亀鳴屋ー石川デザイン賞の勝井隆則さん

蓮如さん 門徒が語る蓮如伝承集成 1988年10月25日発行 企画・編集 加能民俗の会 発行者 橋本勝郎 製作 株式会社十月社 執筆「本文・註」「蓮如伝承と北陸の真宗民俗」「久乃木村豊四郎の巡拝」「蓮如の言葉と和歌」「加賀能登真宗寺院由緒」 加賀の一向一揆5…

ちょっと珍しい光景ー別所岳サービスエリアと見附海岸

2月27日(日)午後の春勧化お参りに間に合うよう、とんぼ返りで羽咋へ行ってきた。その折、別所岳パーキングエリアで珍しい光景に出会った。 午前9時頃だったのに一台も車がいないのだ。 珍しさが別所岳の想い出につながっていった。 別所岳は男体・女体の二…

紹介されていない文化・文化財ー写真

鬼瓦に地蔵菩薩? このところ、ずーっと書斎整理。 本・抜き刷りなどをある程度分類出来たので、 写真の整理に入った。 市町史に関わった根上・鹿島・能登島・七尾・中島・門前・能都・珠洲、 教員時代の郷土史同好会生徒諸君との調査や長年続けていた史跡巡り引…

「春勧化(はるがんけ)」ポスター掲示

春勧化は雪解けを迎える頃、年始めの行事として営まれる。 もとは1ヶ月のお参りで、親の命日に年始めのお参りをし、お寺と門徒さん宅で営まれる御座(おざ)でお説教を聞く行事である。 当寺では、一昨年まで昼はお寺でのお説教、夜は在所御座を2月22日から2…

丑三つ時の月ー2月17日早朝

強い寒気の影響で昨日から雪。かなり積もりそうだというので昨晩は8時半に布団に潜り込み、今朝は3時に目覚め(風、小動物の音?)たので、雪よけ(すかし)に大庭へ出た。 大庭と呼んでいる本堂・庫裏前広場をすかさないと、新聞配達その他の人が難儀するの…

西・北能登散策ー1月27日(木)

午前中はまあまあの天気、午後は時折雨風の荒れ模様だったが、能登外浦を巡って家路についた。小さな旅。 宝達山 能登一の高山・宝達山。むさし634より、3㍍高い647㍍である。 まあ、スカイツリーほどの高さの山が、能登一の高さなのだが、気多が遙拝所で…

蓮能尼の里ー虫ヶ峰太子、遙拝所

市町村史に関わると、同じ能登なのに地域ごとに際立った特色があることに気づく。 中島エリアで驚いた一つに、地域霊山の遙拝所が地域の人々の記憶に残り、語り伝えられていたことがある。 この年になると、1人で山脈に入ることは考えにくい。 そこで、山に…

多羅山蓮光寺ー蓮能尼の里 

蓮光寺圓谷城燕師が1月4日(火)、88歳で還帰なされた。 先に帰られた坊守さんは、私が教区会副議長を務めていた頃の坊守会会長さんで、その時期に迎えた蓮如上人5百回御遠忌などでは、人々の願いを聞き、精神的な支えになって下された。城燕師は御遠忌に加…

蓮能尼の里ー辻堂地蔵(町屋)と太郎助地蔵(鳥越)

2022年1月8日撮影 虫ヶ峰登山道口-町屋地内 名号塔 銘 永和三五月十五日 佛心 南無阿弥陀佛 日課六万遍念佛 ※永和三年 1377年 地上129㌢、幅44㌢ [参考]中島町豊田・市姫観音と呼ばれている弥陀三尊種子板碑(176㌢×103㌢)に 應安三年(1370)二月時正の銘…

御恵与 2冊 『加能人』新年号(『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』紹介)、『上井正三詩集 梅』亀鳴屋版

写真は8日の能登島大橋、石動山。 13日猛吹雪の中、金沢から夜8時過ぎに帰宅すると、封書に混じって献呈と印を押した加能人社の封筒があった。開いてみると『加能人』新年号が入っており、 次の記事があった。 『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』をご…

石動山ー大字石動山集落の生活

8日に釶内に行く用事があり、石動山を仰いでドライブし、展覧会も見てきた 1月8日11時。中島町横見からの石動山。 ふるさと創修館からの七尾城山石動山山脈 鹿島町史民俗編執筆のため、冬の石動山集落を調査したのが昭和58年の暮れか59年にかけてであった。…

年頭挨拶ー蓬莱・喰い積み

今年も広間に金屏風を立て、一般に蓬莱飾りとか喰い積み、あるいは福徳米と呼ばれてきたものを飾った。 新年の挨拶を交わし、三方に盛った五穀を頂きながら、御酒を頂く時に用いたものらしい。 加能民俗の会員だったころ、常民の行事の元になっているものが…

大箱 猿鬼塚散策 

討ち取られた猿鬼は懇ろな弔いの結果、光となって西の空へ飛び去った。何本かの猿鬼由来記(説教本)があるが、中の一本には「すがれ弥陀の本願」などとあり、真宗唱導に用いられたことは明らかである。 その猿鬼が埋められた場所と伝わる、大箱の鬼塚を訪ねた(…

冬至の木ノ浦

先月、若くして去った人に、 最後の楽しみ(おいしいコーヒーを焙煎)を提供してくれた教え子に、 お礼を言いたくて、 彼女のいる木ノ浦をたずねた。 2021年(令和3)年12月22日(水)10時54分 右手の黒く見える海沿いをウシグラという。お塩蔵の跡地である。

尾添・白山下山仏

尾添の白山下山仏について、会ったことは無い知り合い(かつて電話で話しあった)から電話があった。林源常さんが亡くなられてから尾添を通り過ぎることがあっても、下山仏社を訪ねることはなかった。 そして、源常さん達が中心になって営まれていた蓮如忌には…

とりあえず終了ー23、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」㉔―豊四郎順拝119~124

2021年(令和3)2月18日に22、㉕を書いてから数回分を下書きに残し、別作業をしていた。主として『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』に時間を取られていたのだが、この10月ーいろいろと取りこんでいたー豊四郎一族の人がふらりと訪ねてきておっしゃるに…

この時期なのに 午後5時40分

南西の空 右から二つ目の屋根は鐘楼堂

橘禮吉氏-わがまちの偉人

集 今日(12月8日)の北陸中日新聞朝刊に懐かしい橘さんが紹介されていた。 いい文だ。 北陸中日新聞朝刊-20210(令和3)年12月8日 橘さんご逝去の報に接してこのブログに書いた 2019(平成31)年10月25日「橘禮吉氏」記事 北國新聞朝刊に24日に橘さんが御…

NPO能登ネットワーク発行『能登国三十三観音のたび』と『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』

日本の美術は文化庁が監修、次の文で休刊。 独立行政法人国立文化財機構監修 昭和41年創刊。 国立博物館、文化財研究所、文化庁などの最前線の研究者たちによる、 各号1つのテーマを取り上げた書下ろしの月刊誌です。平成23年9月刊、第545号をもちまして休…

立山連峰

11月30日(火)、宝達山麓から東能登の海岸部を巡った。 穴水町根木ポケットパークより。 17時。 能登町波並海岸より。 18時。

語り合うこと無く…

11月22日(月)、 多分この日、M・Hさんが50代前半で亡くなった。 数度お会いしただけの人だったが、某書店の店長をしておられ、書物・文化の話題が豊富で、ちょっとした会話に知的好奇心が刺激され、かけがえの無い人だった。 そのMさんから9月18日に電話が…

親鸞聖人御祥月命日

28日、親鸞聖人御祥月命日朝、鐘楼堂からの残月。七時近く

『石山合戦を読み直す』『佐野鼎研究』

本を戴いた。 『石山合戦を読み直す 軍記で読み解く日本史』塩谷菊美さん 2021年12月10日法藏館発売 写真提供と、以前第7章「庶民の石山」の系譜(1770~1880ごろ)の一節「加賀の奉納絵馬-一揆の地で花開く禁書」の元論執筆者を紹介したことに因って報恩講…

『石川ふるさと遺産』、『日本の祭り文化事典』

14日(日)北國新聞朝刊 この本に、2項目書いた。最初の依頼は「門徒もの知らず」だった。 これは「もの」とは何かの定義づけからしなくてはならず、私なりの見解は持っているが、そもそもそのような表現が歴史的になりたち得るのか疑問である。 いわば、真…

『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』の紹介

能登ブーム、カニ族の言葉を生んだくらい多くの人々が訪れ、私の同級生が珠洲だけで1000人以上もいた時代があった。 『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』が語りかけるとすると、まず同世代だが、この世代はネットが苦手だ。 読むとすれば、の対象にネ…

『伝説とロマンの里―北能登の風土と文化―』

伝説とロマンの里―北能登の風土と文化― | 西山郷史 |本 | 通販 | Amazon 予定では、8月頃に発売になるはずだったが、出版社と通じ合えないことが多くて、延び延びになっていた。 それでも、11月1日に表紙を決めて、あとは出版社の作業待ちまでたどり着けた。…