能登を知る

『法道仙人飛鉢伝説と海の道』『犀星映画日記』

『法道仙人飛鉢伝説と海の道』嶺岡美見著 2020年12月 岩田書院刊 「久里」42号 神戸女子民俗学会 2020年10月刊 著者の嶺岡さんとは一面識もないのだが、かつて、田中久夫さんを通して法道関係で一度手紙のやりとりをしたことがあった(はず)。 その嶺岡さん…

2021(令和3)年元旦 光景

元旦 午前5時20分の様子。5時間前には左の鐘撞き堂で親子が,特に子供たちが 撞きに来た。それぞれの家族で間を取り、素手の人には、使い捨てのビニール手袋を渡してコロナ対策を取った。雪が降る中、手袋なしの子が多く、元気だなァーといたく感心した。ビ…

なかにし礼氏ー坂下喜久次氏 思い出

※VAIOデスクトップ(後継機種なし)からLAVIEに買い換えたら、うまくできないことがある。写真を小さくすることもその一つ。 なかにし礼(本名・中西礼三)氏(82歳)がご逝去なさり、今日の新聞に大きく報じられている。 礼氏のご両親が石川県出身だと知っ…

川岸不退師ご西帰

川岸不退師ご逝去 高座での布教ー川岸不退師(『蓮如さん今日を歩む 真宗王国と新宗教』平成8年12月20日、北國新聞社刊より。以下同じ) 小沢昭一氏。永六輔氏たちと勉強していて節談にとりつかれた、と語る28年前(平成8年) 祖父江省念、川岸不退、広陵兼…

「とも同行の真宗文化」発刊 2020年(令和2年)12月10日(木曜日)北國新聞ー23面文化ー

北國新聞12月10日(木)朝刊23面文化。『とも同行の真宗文化』発刊、珠洲・西勝寺住職 西山郷史さん 「土徳」を掘り下げる。奥能登の地から、地域の貴重な記録を出版文化の中に刻む試みでもある。 本文 6章構成。描かれたテーマは多岐に渡り、真宗文化に関心…

「能登七尾の港」「七尾港」

福永武彦『遠くのこだま』の古本を購入し、「貝合せ」を読んだ(ブログ12月1日、富来「湖月館で。…」)。武彦は文の中に古典をほどよく配し、目の前の光景描写など、ほれぼれとする随筆名人だ。 いつもなら、読み進めることもないのだが、ひかれて読み進める…

「とも同行の真宗文化」発刊 珠洲・西勝寺住職西山さん 「土徳」を掘り下げる 2020年(令和2年)11月26日(木曜日)富山新聞

『とも同行の真宗文化』を紹介いただいた。 「とも同行の真宗文化」発刊 珠洲・西勝寺住職西山さん 富山新聞「土徳」を掘り下げる 2020年(令和2年)11月26日(木曜日) 記者氏とのやりとり(FB部分) 西山から記者氏 11月29日新聞を贈って下さり有り難う…

富来「湖月館」で。授業で取り上げた教科書ー福永武彦「貝合せ」との再開ー11月28日(土)

高校二年生用現代国語教科書―尚学図書版 「貝合せ」福永武彦。本文の「K館という宿屋」が湖月館である。 中学校国語二 学校図書株式会社 教材―紀行「能登の貝がら」福永武彦が載る。 太陽 特集 作家の宿 文学と出会うホテル、物語を生んだ宿41軒 1995年1月号…

満日中28日~お浚い・絵解き説教29日

旧富来中学校近くからの高爪。いつ通っても見えていたはずの山容が見えない。28日は時間に余裕があったので旧中近くをゆっくり通り、振り返るとー高爪が見えた。富来が待っているーそんな印象を抱いた。 28日当寺の聖人ご命日お勤め、その他を終え、再び富来…

鹿頭常徳寺さん報恩講・大逮夜・御伝鈔・改悔ー27日

大逮夜 五十六億七千万~次第六首、淘五ッ。マスク・フェイスガード、区切りごとの一斉喚空気入れ替え~本堂・廊下の区切りは無し、と徹底したコロナ対策の元、真宗最古の本堂形式を伝える本堂で伝統的な報恩講が営まれている。 大逮夜(写真) お説教 御伝…

岩田崇さん来宅

思い出話、これからのこと…話は尽きず。 umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiyamabusi.hatenadiary.com umiya…

書籍ー秋深まる

17日霜月半ば過ぎだというのにその日も暖かかった。 イチョウの実を集めに外へ出ようとするとこれからのカマキリがいた。 季節全体は秋が深まりつつあるのに、個々のいのちの季節忘れ どこへ向かえばいいのか分からない… イチョウ。17日。この連休に葉もほと…

あらためて 虎石墓についてー 

28日報恩講にお参りし、祖父母・叔父のお墓に手を合わせてきた。照福寺住職家の「虎石墓」が、後背の山から本堂側に移転してあった。かつて、この墓について以下のように書いたことがある。 三 葬送 無墓石制 1 四門 虎石墓 無墓石の地 虎石墓と四門 泰澄ゆ…

28日親鸞聖人ご命日

来月28日は御正当。 一ヶ月前のこの日、各寺で報恩講満座のお参りが行われている。 当寺は来月4日~8日。 この日は、午前中輪島石休場の報恩講 午後門前吉浦の報恩講にお参りする尊い縁を得た。 かつて坊守会でお会いしていた懐かしい方々とも会うことが出…

蝦夷錦、東アジアの交流

蝦夷錦記事 今朝の北陸中日新聞。蝦夷錦の寄進札は3点ある。石川県歴史博物館戸澗・大井氏が調べていったのはブログの過去を見ると去年の12月。戸澗氏が退職なさっていることもあり、数年前の出来事だったくらいに思っていた。 umiyamabusi.hatenadiary.com …

寺域の木々

若山庄飯田城主の庵だった光福庵の流れを汲む飯田総道場西勝寺も寺域の周りが民家や駐車場になって時が流れた。 何度も巨木の枝を払ってきたが、木々はあっという間に成長し枝も張る。伐採して下さる名人たちもそろそろ高齢になり、いろんな点で限界に至った…

伝説の風景ー弁慶石・やませみ湖(北河内ダム)

22日八組坊守会のため、柳田へ行った。 少し余裕を持って 「弁慶石」がどうなっているか訪ねた。 北河内やませみ湖(北河内ダム) ススキ・月ー♪すすき葉末にひかるは露か…(伊太郎旅歌唄) このあと話す予定の わずかなる庭の小草の白露を求めて宿る秋の夜…

お二方(藤井一二氏、篠原敬氏)のイベント案内ーそして、月と栗ー

その前に 中秋の名月ー柳田の月午後6時58分。能登の山道-山際・中空ー月が煌々と前にあり右手にあってドライブの友となってくれた。 2日。 もう栗は終わりと思っていたのに、3日朝も…、こんなに ○藤井一二氏 2021年2月13日太宰府で。 そういえば、藤井…

あれ!今週も!-赤い秋

百日紅 鶏頭 27日同朋会推進員学習会で、お聞きにおいでた方々と花を眺めながら話した。これが鶏頭で、先の長いのは吾亦紅だとばかり思って話しかけたら、植えた坊守がそく、どちらも鶏頭だという。そもそも吾亦紅の季節ではないそうだ。赤い花か白い花あた…

ふじはし地蔵 七尾二十四地蔵第十一番(順路では第十七番)

元ふじはし地蔵 現在地 穴水町東中谷 七尾岩屋清水と接する地に能登教務所が建った。そこに「ふじはし地蔵」と呼ばれる地蔵さんがあり、粗末に出来ないからと法岡敬雄師(著書『よろこびに生きる』法藏館昭和57年刊がある)自坊近くにお移しなされた。ご住職…

満月物語―輪島ロータリ卓話ー9月15日(火)

嶽薬師 高洲山 高清寺 高清寺芭蕉句碑 名月や麓の霧や田のしめり どう猛な猿鬼を退治することが出来ないどころか犠牲が出て苦しみながらこの海岸を歩いていた副将神杉比咩に、波が退治する方法を歌となって教えた稲舟歌波の浜と歌波地蔵 白(八百)比丘尼像 …

志賀・富来散策~13日(日)+12日七尾北湾

不動明王板碑・カーンマーン 板碑・五輪・宝篋印塔・地蔵―富来町史には紹介されていない。 『とも同行の真宗文化』171頁~178頁に書いた「御崇敬(ごっそきょう)」に、夜明けまで御示談を聞きながら御参りしたお寺。昭和58年11月のことだった。その後1度ぐ…

八朔 ーほのぼのカレンダー(法藏館)、『とも同行の真宗文化』、谷内正遠ふるさと版画展

ほのぼのカレンダー-9月(法藏館刊)谷内正遠絵。場所は書いていないが、昭和39年9月21日全線開通し、平成17年3月31日に廃止された能登線藤波~波並間の光景である。。 『能登線日和 湯浅啓写真集』能登印刷出版部 2005年(平成17年)4月1日発行。 廃止され…

暑いさなか、ちょっと各地へー鶴来、羽咋、柳田、金丸―17・18日

お盆ピーク過ぎの17・18日金沢近辺へ出たついで。空が青く、夏休み気分になって、車で体を冷やし歩く。汗だくになってまた車ーの繰り返し… 鶴来 白山市虎石墓。『とも同行の真宗文化』327頁に追加。 墓碑名号。南條文雄師。七尾市調査の折、大泊墓地で同…

お盆は

朝が早い 16日早朝―三日月の右横に明けの明星。手前の葉は柚子の木。 吾亦紅 大学4年の時、「われもこう」という名を知った。しわ寄せてたばこ吸うかや吾亦紅(赤ずきんちゃん気をつけてー庄司薫)。実物を身近に見るのははじめて。 違っていた。さよなら怪…

3『妙好人一茶』―『父の終焉日記』「父 みとりの記」

痩蛙まけるな一茶是に有 七番日記。写真コカコーラ―自動販売機。子ガエルの行列?2012年7月15日正院・川尻境4差路で。 父の終焉日記心・身の身との別れを、熟語では示寂、西帰、還浄還帰〘名〙 (「げん」は「還」の呉音) もとの所にかえること。特に、仏の…

甲が育っていた…。

8月4日の甲。 2019年11月1日ブログ 甲が生きていると騒いだころから、9ヶ月。 甲 ピラカンサス ゆず―たわわ ※付け加えると、今、楽しんでいる一茶関係に、甲を読んだ句が無いか? そこに本文をつけよう、と考えたのだが どうも、一茶時代はカブト虫とは言っ…

2『妙好人 一茶』 ―『おらが春』、いわゆる『父の終焉日記』について

前回 『妙好人千代尼』に書いた一茶を妙好人として見ていくことについて、1『妙好人千代尼』に書いた次の文を載せました。 ○現今、俳句の愛好家は多く、講座や行事の場など、どこへ行っても、かならずといっていいほど俳句を楽しんでいる方々に出会います。…

輪島ロータリー卓話

輪島ロータリークラブで卓話をしてきた。前回は平成29年1月31日。 その後、『妙好人千代尼』、『とも同行の真宗文化』を出版したので、そのことと輪島を扱った文について触れた。 前回がわかるのはブログのおかげ。 それで、今回も書かせてもらう。 フェイス…

昼食 どこで いただこうか 12日

1枚目 結局 七尾南湾越しに石動山の見える海辺でいただいた。 2枚目 目線を左に移すと寺島・カラス島 3枚目 観音堂石塔群