2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
帖外御文『蓮如上人遺文』16通目 静かに惟(おもんみれ)ば 、其人の性は名によるとまふしはんべるも、まことにさぞとおもひしられたり。しかれば、今度往生せし亡者の名を見玉といへるは、玉をみるとよむなり。されば、いかなる玉ぞといへば、真如法性の妙…
『妙好人千代尼(仮題)』を書いた。その中で蝶を取り上げ、「蝶-ゆめのなごり」の見出しをつけた。千代尼には40句ほどの蝶、小蝶の句があり、千代尼の法名「素園」は花と蝶の世界と言ってもよい。蝶はゆめのなごりの句は、真筆の最後といわれている句であ…
→中国若者の心の師・惲代英。砂山幸雄氏は、飯田町に生まれ、飯田高校出身。現在、愛知大学教授。父君は、私の中学校一年の担任で、長い間、当寺の門徒役員も勤めてくださった故・砂山幸一先生。生きておられれば明日、満90歳を迎えられる。先ほど、幸雄氏と…
今年の蓮如忌には、鏡御寿像とその時代を中心にお話ししようと考えた。能登には蓮如上人の内室・蓮能尼の里がある。当寺の御寿像は蓮如上人六十七歳。その年、能登中島・西谷内城にあった蓮能尼は十七歳。その前年・十六歳の時、蓮能尼は能登の六大社に法華…
明日の蓮如忌の準備のため、七尾へ向かった。三日ほど前の新聞に七尾図書館館長さんの名が載っており、その方が「中島町史」時の町史担当の事務をなさっていた方と同名だったので、図書館に寄ってみた。ヤァ、ヤァーの感じだったのだが、館長さんはこちらの…
青柏祭特集の執筆陣を編集長と一緒に考えているとき、猿について書く、と言ってしまった。山王と猿話しは、能登にかなりあるし、その痕跡(天台系)伝承、猿の子も多い。七尾山王に限らず、能登全域につながる世界と、仏教的原世界を描けたらと思った。P34~…
目次(PDF) 伝説の風景26 タイトルをただ「諸橋権之進の里」にした。穴水町前波が中心だが、明千寺(お寺は明泉寺、地名は明千寺)、沖波、更に正院、野々市、金沢、中島にと広がるので権之進の里である。
山の民 第二部 が書棚にある。かつて古本屋さんで途中だけでも購入し、機会があれば前後を購入する買い方をした。そうでもしないと、大抵、揃えることが出来ないのである。その後、古本屋巡りをやめてしまい、第二部だけがあった。それが、上下本の綺麗な本…
→PDF今朝の「北陸中日新聞」記者は、高校時代遠足で、曽の坊の滝やら日字の滝、道なき道を歩いているはずだ。能登線で鵜飼駅から高校のある宇出津へ戻る予定だったが、歩けない子が出てきたりして、その子を背負って駅にたどり着き、間に合ったことを思いだ…
18日、当寺を会所に勉強会があった。真宗宗歌、三帰依文から講義が始まった。 真宗宗歌 真宗宗歌は一番のみ。私もかつては、一番でいいでしょうと推進員定期研修などで、言っていたのだが、3番の歌詞「海の内外(うちと)のへだてなく」の歌詞の重みに気づかさ…
西海さんのこの本から、多く学ぶべきことがある。特に、加賀・能登では、この分野は、徳本・義賢についての報告がある程度で、手つかずといってもいい程で、研究の最先端を知ることは、重要だろう。ー『歴史の道調査報告書 第五集 信仰の道』芝田悟執筆 石川…
『旅する民間宗教者◎歓待と忌避のはざまに生きて』 西海氏から届いた。今までは、自分も本を出すことが出来るような気がしていて、礼状を書きながら、そのうち送るよ…と思い上がった気持ちもどこかであったのだが、あっという間にこの年になった。もう………ど…
14日(土)加賀・能登・越中境の三国山を目指した。途中、あちこちに桜の名所がある。押水放牧場は華やかな桜、それこそ子どもの頃から気にしていた、天井川=桜並木は通過できずに、トンネルの上を流れる川沿いにしばらく歩いた。こういう場に、1人でいる贅沢…
唐崎神社 ちょっと猿に関心を持っている。月の半島、仏教と月、真宗と月の延長で、二十三夜待ち、庚申にと広がったのだが、三猿の像があるのを知って、特に唐崎神社の三猿像と石碑の関係が知りたくて、14日(土)、神社へ寄った。何度か通ったし、七尾市史の時…
十四日(土)加越能三カ国の入会地・三国山を目指した。この日、月に一度訪れている羽咋へ行くついでに、七尾・中能登町の三猿・庚申塔(三猿)、心の隅で気になっている中島の地蔵菩薩石像、次の季刊誌「能登」の連載で取り上げる予定の「三国山」から、いくつ…
『蓮如上人御一代聞書』 真宗関係のメールに、推薦書が載っていた。岩波文庫の『蓮如上人御一代聞書』である。てっきり、新本が出たのだと思って調べるが、前に出た本のことだった。座右の書として、いわゆる赤本と御一代記聞書があれば落ちつくような気がし…
植えて丸4年。山号が臥龍山だから、「臥龍桜」とでも呼ぼうか。様々な鳥の声がする。椿も盛り。
今日は12組門徒会。新正・副組長体制、最初の研修である。会所の芹川泉福寺さんへ向かう。ふと、いい石仏、板碑があることを思いだした。勉強、講義 …そして、素敵な石仏、板碑。門徒さんですごく興味を示された方がおいでたが、夕方、珠洲で寺役があって帰…
舟見さんが寄って行かれ、14日からしいのき迎賓館でで開催される山下晴子彫刻展と作品集の魅力について、少しの間だが語って行かれた。→PDF『山下晴子作品集ー北陸の美術・工芸作家選集ー』は14日発行、能登印刷出版部、4000円エジプトで制作したLINKの話しな…
推進員協議会-今年初めてー 3月27日に、能登教区第十組同朋会推進員協議会、平成28年度第4回定例研修会開催 このような行事があることを知らなかったという方も加わって、30余名参加の研修だった。27日は親鸞聖人のお逮夜日で、年6回のうち5回は27日に行っ…
木住・能登町 瑞鳳・穴水町 旧能登線・中居駅跡向かいは中居の町並み 小牧ー七尾市中島町 千柄不動 向かいが別所岳道。盗賊宿の伝説がある。『中島町史』の調査した27年ほど前は、この不動周りは綺麗ではなかった。昨日、寄ったときは清掃されているのに驚いた…
竹中さんが、谷のそのあたりなのだがとおっしゃていた地が、文原と言う、と、探し出せずに車に乗るときに、そうおっしゃった。「文原」は書いたことがあるなぁ、とお答えし、今朝見直すと15(「中島町史」地蔵一覧)に「文原地蔵」があり、「久四郎型、旧道よ…
大きな仏事が終わり、眠れるかと思いきや、午前3時には目が覚める。今日は、気になることをやってしまおうと動いた。もともと、調査においでる方があって、こちらで決めたところや相談しながらのご案内のつもりでいたのだが、そのような調査ではなかったので…
「場所的論理と宗教的世界観」西田幾多郞 タイトルの文は、西田幾多郞最晩年の論、最後の完成論文「場所的論理と宗教的世界観」の最後の一文である。今現在説法、寝ても覚めても声明念仏すべきものなり、大悲無倦常照我の具現が花鳥風月や花鳥諷詠であり、幾…
29日、八田にもよった。八田のお寺は、父の父の実家だ。とうことは、父は父に連れられて、足を運んだはずだ。と、考えながら、しばし八田を歩いたのだが、自分にとっては、祖父の実家になる。本当は、すごく懐かしい地のはずだが…。羽咋工業教師だったとき、…
父・西山外卿旧姓松谷、院号隆勝院、法名釈外卿。平成3年(1991)3月11日還帰、満70歳。27回忌法要を営む。本日の法要。祖師前の一・調声は父の実家・七尾市江曽町明楽寺住職打敷は文化12年、松前江差門徒3軒で寄贈の緋沙羅雲龍。緋沙羅は猩猩緋のはずだ。法…