2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

倉本四郎著作集

ペンネームを、それまで用いていた「倉本四郎」で行くと言った時の四郎氏の顔を思い浮かべながら持っている四郎氏の著書を年代順に並べた。手に入れることが出来る本で一冊、持っていない本がある。『マタさんクラさん 世紀末でたとこ膝栗毛』。この本が出た…

三条別院パンフ--本願寺におけるお斎(精進料理)についてー

PDF9月12日のパンフが届きました。精進とは?お斎とは?斎(時)、非時とは?設斎(おがみ)とは?もう、あと2週間。

奥州藤原氏館跡で発掘の塼仏ー平安末期の「珠洲焼」ー

北陸中日新聞朝刊に興味深い記事が載っていた。PDF1992(平成4)年発掘の塼仏が、あらためて珠洲焼であったことがわかった、という記事である。発掘場所は、平泉以前の豊田館跡で、珠洲焼誕生以前の館跡なので、後に、奥州藤原一族が先祖発祥の地に祠を建て…

石川を知る講座ー鵜捕部の里についてー

8月28日。今日はのと里山空港へ。「石川を知る講座」ー鵜捕部の里についてーを聞いてきた。講師は七尾市教育委員会・和田学氏。和田家は鹿渡島観音を守る鹿渡島七軒の一軒。子供の頃から、鵜取部の里の中心で育った、体験に基づくお話は説得力があり、興味深…

『法然浄土教成立史の研究』吉田清氏著

今日、里帰りから帰っておいでた吉田さんのお嬢さんが父君の執筆された『法然浄土教成立史の研究』をお持ち下さった。花園大学名誉教授なので、吉田先生と書くべきなのだろうが、いつも一緒にいた佐々木孝正さんと同級生で、昔から吉田さんといってきたので…

高松球場

22日御法話のあと、高松運動公園というところに行った。綺麗な球場があった。全国高校野球選手権の最中でもあり、たたずんでみた。そうしているうちに、あれ!この球場でノックしたぞ…という感じで記憶と球場が絡み合ってきた。羽咋工業では部長として試合前…

『ひととき』9月号

鎌倉、奥能登、常滑などが特集。綺麗な本が送られてきた。この雑誌は、新幹線グリーン車内で配られるというか、たぶん座席前の網に入っているのだろうが、そういう雑誌だそうだ。ほんのわずか、キリコ祭りの取材に協力した。ほんのわずかなので、雑誌もいた…

届いた本

今日2冊の本が届いた。 『真宗』9月号 『真宗』9月号教団の動きー教区からに載った。9月12日(金)「本願寺におけるお斎(精進料理)」と題してお話しする。これはこれとして、三条では、21、22日に「達如上人百五十回忌法要」が営まれる。22日は上人のご命…

折口信夫(しのぶ)父子の墓

いつだったか読んだ本に、日本でもっとも哀切な墓碑銘と書かれていた。そのことが強く印象に残り、気多付近を通る度に気になるお墓がある。墓碑銘 もっとも苦しき たたかひに 最くるしみ 死にたる むかしの陸軍中尉折口春洋 ならびに その父 信夫 の墓 ※春洋…

能登島散策ー21日ー

昭和45年頃の佐波のフェリー乗り場能登島大橋が30年前に出来、まもなく航路が廃止されてからずいぶん経つのに、「切符売り場」が残っていた。窓には「乗船車輌航送券 発売所」と書いてあり、上部にはスピーカー。右の小さな張り紙は「警察官立寄所」草がなけ…

墓碑 六字名号ー達如上人、南條、折口氏ー

「南無阿弥陀仏」名の墓碑は、どなたがお入りになってもいい。と聞いている。「倶会一処」(阿弥陀経)の世界だ。極端なところ、冬(でなくともいいのだが)、飢えと寒さで軒下にのたれ死にしていた人があったりすると、葬り、それも「縁」と共に収めるとい…

住職の別名-ゴエンジョさん-

雨の合間を縫って、今朝は掃き掃除をした。近くにお住みの俳句をよくされる方が、次の句を下さった。「早起きの院主 道掃く 今朝の秋」院主はインジュと読み、「御」を付けて「御院主」さんが住職のことである。なまって、「ゴエンジヨ」「ゴエンジヨさん」…

幕下 田保文将(立神)さん

大相撲が巡業に来て、当時吾妻町にあった飯田高校の相撲場で相撲を取った。飯田高校相撲部の田保文将さんが、大関松登に挑戦する、という場面があった。松登は田保の突進を受け、両手で田保の腕をつかみながら後ろずさり、土俵を割った。たぶん、昭和34年頃…

能登線・宇出津駅

能登線宇出津(うしつ)駅跡地に「コンセールのと」という建物がある。能登線があった。この線路はすぐトンネルに入る。すぐ先に第2宇出津トンネル(「よ」トンネル)。むこうが珠洲側。冬は朝、暗いうちに気動車に乗り、勤め先の宇出津高校に通った。列車で…

♪佐渡は四十五里波の上…

有名な佐渡「おけさ」の歌詞、♪来いとゆうたとてゆかりょか佐渡へ、佐渡は四十九里波の上。と今は歌っているが、藩政期、明治期の古い歌詞を見ると四十九里ではなく四十五里となっている。たとえば『日本歌謡集成第十二近世編』俚謡には、佐渡おけさにこの歌…

百姓は農民か?

『日本海と佐渡』古志書院、1997年刊網野善彦・中村格・内山節・福田アジオ・篠原徹この『日本海と佐渡』には重要な論が載っている。網野史学の、衝撃を与えた百姓=農民ではない説が、わかりやすく記されている。目次「百姓は農民とはかぎらない」原典:関…

『能登』2014年夏号、第16号、DVDー日本の祭りin石川

今日、『能登』が届いた。特集Ⅰ 連続テレビ小説『まれ』能登が「朝ドラ」の舞台にインタビュー脚本 篠崎絵里子さん政策統括 高橋練さん製菓指導 辻口博啓さん など特集Ⅱ 土にやさしい農業 野菜編特集Ⅲ 佐渡を訪ねる。など。興味深い特集記事がならんでいる。…

七日盆ー根巻きー

特に関係はないが、七日盆の日に本堂向拝(ごはい)柱、鐘楼四本柱に根巻を取り付けていただいた。雨、嵐、吹雪を200年以上 素木の状態で耐えてきた柱たち。これ以上風化させ続けることは出来ないだろう、この数年、ことあるごとにそう言っていたのが、よう…

のら猫や…

夏猫や 入り口とられて 引き返す「のら猫や 入り口取られて 引き返す」自釈ーはじめ、「のら猫や」が浮かんだ。外での一仕事を終え、帰ってくると、野良猫が玄関口に横たわっていて、それ以上近づくな、とでも言うようにちょいと身を起こした。30度を超える…

児童らが突く、平和の鐘の音

朝刊(朝日新聞)を開いたら、次の記事が目に入った。「鐘の音に託す平和 小松・西照寺 児童らが突く」「戦後生まれで,銃を手にすることなく一生を送れる最初の世代」ととらえる日野賢之住職は、流石だ。バタバタした日を送ってるものには、考えつかない。…

「愛蔵版 昭和あのとき」

今日、北國新聞社から刊行された。昭和30年代エッセー「珠洲までの能登線開通 式に2万人が出て祝う」を書かせていただいた。肩書きは、西勝寺住職である。

新聞記事ー北陸中日ー『写真アルバム 昭和の能登半島』

先ほど、このような記事をラミネートにしたものを、いただいた。気配りが行き届いている。この本、誰が監修したのか、ちょっと見ただけでは分からない。本文のあとに、監修・執筆者、協力者、参考文献などが載ることが多いのだが、そこにも無い。最初からじ…

旧暦7月7日

今日は旧暦の七夕。ということで、畑、境内には、もうこんな花が咲きだした。ミソハギ(盆花)藤百日紅泰山木ヤブミョウガ

「御消息」に記されている月の異名

今日は、8月1日。コンゴウ参りのお寺も多いのだろう。さて、「御消息」記されている月は、八月朔日、あるいは中秋朔日のように、目にしている月日が多いのだが、中には、次のような記載がある。お西の御消息に多い。南呂、陽月、黄鐘、復月、除月、朧月、極…