2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「その時歴史は動いた」ー蓮如上人、山科本願寺建立前後ー横田相続講

20日の夕刊でTV欄を見ていたら、NHK「その時歴史は動いた」の番組に蓮如上人云々の文字が見えた。その日推進員養成講座に向けての会議には、組役員・門徒会・推進員代表約20名が集まっていた。誰も「今晩、蓮如上人の番組がありますね…」と、切り出さなか…

蓮如上人御退去の碑(加賀市小塩町)、鳥越城

番組(その時歴史は動いたー蓮如上人山科本願寺建立前後ー)では上人が一人で吉崎を去るように描かれていたが、北陸を後にしたとされる加賀市小塩町の「御退去の地」にはこのようなレリーフがある。ここで蓮崇ー一揆に門徒を巻き込んだ張本人と目されている…

祥月「たこ足配線雑記」

お祥月の御命日。哀切…、しみじみ…、(私の)旅立ち…などのことばが浮かんでくるが、さわやかな文のなかに、それらが流れている胸打たれる文を見た。「たこ足配線雑記」5月24日(木)の「あたり年」、→6月14日(木)の「35年」の記載。☞「たこ足配線雑記」5月☞6月…

竹が伸び、蛍の季節がやってきた。蜂にも刺されたし…

そろそろ蛍が飛んでいるのではないか…。 見たい、会いたい。そして、団扇を優雅に返して蛍を止まらせ…籠に入れ、 飯田の夜にも放ちたい。 点灯しなくなったミニ街灯も直したし、→「かすかなともしびー通学路の灯り」 伝道黒板も張り替えたし、 と、2、3日シ…

伝道黒板・法語の意味

【黒板】今日までは、節談説教のポスターと 人間に生まれたのは如来の本願を聞くためである 新しく貼ったのは、27日の10組推進員協議会「『正信偈』に聞く」のポスターと、 拝むこころで そっとふれ合う 人と人 この言葉には紫会の会所で出会った。綺麗な言…

講義集中期

13日から、私にとっての講義集中期間が始まった。13日は輪島市六和精舎で7組住職研修会。13時半から15時の予定。会所ではその晩お通夜。3時頃から準備の方々の姿が玄関外に見え、落ち着かなくなった。ということは予定オーバー? 先輩の方々にお話しするのは…

8組ー因念寺さんー

18日、今日。8組。会所、宇出津(うしつ)因念寺さん。静かな90分…。もっと和気藹々と真宗を語り合う雰囲気とならなければ…語気が荒いのかも知れない…。 20日の会議から、後半黄金週間が始まる。じっくり、カリキュラムを練ろう。

退職女性教員の会「珠洲の歴史と風土」

17日、久しぶりに民俗・歴史関係の講演。退職女性教員の会(正式名称ではない)の総会が「能登路荘」で開かれた。その記念講演。約70名の参加。私が中学生の時の国語の先生・高瀬先生の姿も見えた。大宴会場が講義会場。畳に長テーブルをズラーッと並べて先生…

末森城

調査・報告書執筆の中心、村上吉郎氏より。

西海賢二氏著『江戸の漂泊聖たち』

西海賢二さんから。 相変わらずの健筆、豊富な資料分析と読解…ただただ感嘆。

山秋真さん著『ためされた地方自治』

執筆者、山秋真さんから手紙を頂き購入。思いやりの心が全編に溢れている。上記本を桂書房に注文する際、タイトルに惹かれて購入。合わせて3000円余だと送料が浮く。そういう計算もあった。

「こころの時代を生きる」批判

これはひどかった。例えば玄侑氏の発言。「霊を認めないと「淨土教」は成り立たない。」「仏教の場合は、拝むことで外側に(憑きものが)憑いていれば、それがなくなると思うし、内側でもお経が効いたと解釈できる。(そうでないと)儀式の力は説明できない」な…

民俗関係

氷見博物館副館長、小境卓治氏より この二冊は神奈川大学から。網野善彦先生とお知り合いになったことから届くようになったと思っている。かつての日本民俗学会代表理事宮田登、福田アジオ氏がこの報告書の代表なので、その線から送ってくださっているのかも…

筒井源之丞屋敷ー輪島市

節談説教のふるさと、大沢間垣に囲まれた一帯が、当時の十村筒井源之丞屋敷跡。筒井は事の顛末を長太から聞き取っている。現在跡地に3軒の家が建つ。筒井屋敷の横に静浦神社があり、神社との間に「大沢村道路元標」が伝わる。

椀貸しムジナー輪島市

芹池村は西二俣の垣内で、西二俣には大谷派長誓寺がある。ご住職が彫刻なさった「長太ムジナ」(?なのだろう)。【13日追記】ご住職にお聞きしたら、椀貸しムジナなのだそうだ。頭にかぶっているのは、普通は編み笠だが、お椀。これもこのあたりの伝承。「…

白比丘尼の生家ー丑屋家ーー能登町

帰り道に白比丘尼の生家だとの伝えを有する丑屋家に寄り、道路拡張で失われた比丘尼が植えた椿の跡地、清水の跡地などを当主からお聞きした。 丑屋家の土間から。 能登には、至るところに伝説とロマンが生きている。

猿鬼の宮と同じ紋を有するお寺ー浄願寺さんーー輪島市

より広い範囲が舞台となっているもう一つの説教話で、地名伝説となっている猿鬼に関して…。 猿鬼が住んでいたといわれる猿鬼の宮・旧柳田村当目岩井戸神社の紋と同じ紋を有するお寺が輪島にある。大沢へ行く前に、そのお寺大谷派浄願寺さんを訪ねた。文は岩…

輪島市大沢近辺ー長太ムジナの里ー探索

一週間前の4日、仲谷由美先生と長太ムジナの伝説地を巡った。案内してくださったのは、大沢公民館館長もお勤めになった北口先生。「長太ムジナ」は、大沢霊高寺麟界師が語った説教・因縁話で、おそらく西二俣長誓寺僧なども成立に関わると共に、近在の布教僧…

6月はじめの仏教書

草むしり・蕗刈り・石蕗移し

本を読めば目が霞む。 セッセコ草むしりだ…。 今、摘んでいるのは血止め草(正式名称?)とゼニゴケ。 煎餅を食べはじめたのと同じくらい、やりだしたら止まらない。 特に血止め草が面白い。それに平行して2日、3日に蕗刈り(私は邪魔しないように、別作業)だっ…

能登の本ー6月はじめー

節談説教(築地布教大会)

愛知県の友・羽塚孝和氏から送られてきたポスターとチラシ。チラシに書いてある冒頭の文が「「節談説教」は、浄土真宗独自の用語であり、まことに優れた技術による布教法である。」である。節談説教研究を長年続けられ、節談説教の素晴らしさを世に問い続け…

塩谷菊美氏のお仕事

「慢」とは対極にある抜き刷りをいただいた。塩谷菊美氏の「近世親鸞伝における口演と註釈ー「自行化他」の学問ー」(『文学』2007年5~6月号、岩波書店)と「詠歌と女犯ー真宗における神話的言説の意義についてー」である。添え書きに どちらも習作段階で完成…

鵜浦法広寺前住職、お通夜

七尾市鵜浦町亀淵山法広寺前住職亀淵了映師が還帰され、お通夜が営まれた31日にお参りした。平成3年に先に還った父と大谷大の国史で同級生だったと聞いている。七尾に生まれ育った父は、七尾中から大谷大に進み、養子となって西勝寺に入ったのだが、大学まで…

能登国三十三観音巡礼札所第3番ー椿森観音【七尾市】【執筆】

法広寺さんは能登国33観音第4番札所、椿森を守ってきた。『能登国三十三観音のたび』(北國新聞社刊)より。部分久しぶりに通った「椿森観音堂」入口。安永5年・1776の御詠歌額に既に椿森観音が登場し、『鹿島郡誌』にもこの札所が載っているのに、小さな堂だか…

「万華鏡」シリーズ。尾田武雄氏から。

砺波市を拠点に活躍なさっている北陸石仏の会事務局長尾田武雄氏から、「富山写真語・万華鏡」シリーズの、関係なさった中から10冊を送っていただいた。この「南無仏太子像」で124号。34号「祠」、70号「磨崖仏」、85号「水天の石仏」、92号「道祖神」、107…

「柳田歴史ものがたり」。仲谷由美さんから-能登町

今日、仲谷さんがおいでて「柳田歴史ものがたり」をくださった。この本が新聞に載ったとき、すぐに仲谷さんに購入方法を聞こうと思っていたはずだったのに、どうも、その頃はどたばたしていたようだ。4月25日にお持ちくださったそうだが、その日は蓮如忌で、…