2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

知れば知るほど伝えたくなりますねー畑辺初代氏ー、金龍静氏のつぶやき

畑辺初代さんから、講義後に「仏教・真宗を知れば知るほど楽しくて、本当に人に伝えたくなりますよね。」と、相づちを求められた。そののち、といっても間は一日だが、読み、若干の伝えたいなァを育んだ。 伝えたい言葉 ・(死は)こわがらくていい、という…

散心と定心ー畑辺初代師ー

今日の勉強会。考えさせられ、励まされ、勇気づけられ、頷かされ、手が合わさる…しかない…お話しだった。目先の出来事を追い求め、そこで対処していく心の動き・方法を「散心」という。雪が降ったらどうだ、晴れたらどうだ、の世界、いわゆる生活だ。それに…

『浄土三部経の真実』など

ひょっとしたらあるかな、と思いながらも買った。家にあった。ダブりそうかな?と思うときには電話を入れてみることもある。どこの本箱のどのあたり…。今回は、そこに思い至らなかった。家にある本より表紙がきれいになっていた。買ったというだけで安心して…

平国祭について

先日(3月21日)行われた平国祭に関しては、『鹿島町史』民俗編、『図説七尾市史』、『能登のくにー半島の風土と歴史ー』などに書いた。今、見直してみると図説はかすった程度で、最も詳しいのは『鹿島町史』だろうか…。平国祭の初見は、天正11年(1583)、当…

珠洲焼 新資料 28日

午前中、今月中旬に山五ヶ寺の一ヶ寺で出会った「珠洲焼」を撮った写真を珠洲焼資料館へ届けた。基礎資料になる。相当古く、典型的ないい珠洲焼である。

『能登国三十三観音のたび』

能登の本屋では見なくなったが、金沢近辺の本屋には積み上げてある。買って下さいといっているようで、買う。執筆者割引はあるのだが、自費出版だと思って買う。4軒まわって4冊買った。読んで貰おうと思って書いたのだから、家に積んでおくわけにはいかない…

お寺のある光景ー志賀町福井本立寺、かほく市本乗寺、正誓寺さんなどー

昨日。釋氏山本立寺本堂の屋根がこの道の突き当たりやや左に見える。河北潟の朝日。室付近。輪光山本乗寺前のお堂に五輪陽刻板碑があった。以下宝湧山正誓寺の前の可愛い狸たち。九体ある。七尾の旧家。広い土間を利用して…。

推進員協議会

27日午後は推進員協議会の勉強会。

輪島市内屋と松尾山正円寺(真宗大谷派)

河原田川上流松尾山正円寺。写真には見えないが、右手の山が松尾山。水くみその他。川と共に生きる。明治10年相撲取りの碑。これだけ素朴な彫りは珍しい。松尾山には大きな一本松があった。その付近に在ったと伝わる宝篋印塔、五輪部分。伝蓮如上人筆六字名…

『京都愛宕山と火伏せの祈り』

京都の大森恵子さんから、『京都愛宕山と火伏せの祈り』と、日本の名僧シリーズ?空也(吉川弘文館刊)の抜き刷り。 総合学習のお点前の背景に用いたという小学校3年から続けている茶道と華道を融合させた画像コピーが送られてきた(上の写真参照。部分)。送り状…

網野善彦先生著『日本中世の非農業民と天皇』とお手紙

網野善彦氏からの『日本中世の非農業民と天皇』と、お手紙。☞網野先生との出会い

真継伸彦氏と著書

真継伸彦さんも、一晩、当寺で過ごして行かれた。河出書房新社の新鋭作家叢書は好きなシリーズだった。この本には『鮫』『石こそ語れ』『死者への手紙』が収められている。1971年の刊。私の学生時代に出た本だ。高橋和巳の諸作品と共に、真継さんの本も何冊…

田中義廣氏の本

今までに多くの人と知り合いになり、多くの人が泊まって行かれた。 田中義廣さんは、祭り研究会を主催。お母さんだったかおばあさんだったか、日本最初の女性開業医だったそうだ。フランスの銀行家や、著名なソプラノ歌手の妹さんで姉と同様パリ音楽学院を優…

高梨一美さんの著書

高梨一美さんの『沖縄の女性祭司の世界』『祭り・芸能大辞典』『沖縄の「かみんちゅ」たちー女性祭司の世界ー』☞高梨一美さん

倉本四郎氏の諸著と立原由紀生氏

倉本四郎さんの処女小説『恋人たちの産衣』1972年刊・三一書房。井の頭時代29歳の著。『恋人たちの産衣』の少し前に出た『ヤング育児学』。彼の著書では、22歳の時の『することがない青春なのか』がある。この2冊の装丁、表紙の絵を書いたのが「立原由紀生」…

ブログ転機

3日3月3年=みっかみつきさんねん、という言葉がある。ブログを始めて節目の3月が過ぎたと思っていたら、もう4ヶ月近くだ。 何となくではあるが、こんなものなのかなという感じが見えてきた。民俗調査をしてきた背景などを書き残し、整理整頓に利用するつも…

高梨一美さん

去年亡くなられた方に高梨一美さんがおいでになる。慶応の博士課程を終えられ、東横学園女子短大女性文化研究所教授だった。1954年お生まれだから、51歳か2歳で浄土に還られたことになる。『沖縄の女性祭司の世界』などの著書がある。金沢出身であることもあ…

「なんてヤツだ(笑)」表現を作りだした倉本四郎氏

倉本四郎氏を検索していたら、倉本先生にサインを貰いましたとHPに写真が載っていた。それならいっぱいある。文章中に(笑)(泣)とかを入れて書く方法は、ポストブックレビューで梶山季之氏との対談の折に始めて四郎氏が用いた、ということを書いたHPに出会っ…

網野先生との出会い

網野善彦先生の手紙類。能登調査に入られる最初のときにご案内した。その時『日本中世の非農業民と天皇』岩波書店・1984年刊を下さり、丁寧なお手紙が届いた。日付を見ると20年以上も前、1984年8月7日である。後に多大な成果がもたらされる奥能登調査の第一…

「日本民俗学」の変遷

167号。90枚の論「真宗と民間信仰の研究ー能登のコンゴウ参り習俗を通してー」が載った。装いも新たに169号。230号~現在のスタイル。昭和61年(1986)「日本民俗学」165号に松崎憲三氏著『巡りのフォークロア』書評を書き、その2号あとの167号に「真宗と民間…

野口武徳氏

私は、かつて『日本民俗学』166号(昭和61年7月30日発行)に、松崎憲三氏(現在、成城大学教授)著「巡りのフォークロア」の書評を書いた。今、その号を開いてみると、その号に野口武徳氏追悼の文が載っている。野口氏とは、一度、夜、珠洲市の喫茶店でお会いし…

書誌紹介の紹介ー「岩田書院」

15日に書誌紹介を書いた。今日、早速出版元の「岩田書院」さんから、同社の「ホームページにこの書評(全文)を再録させていただきたく」との案内が届いた。もう目に留めていただいて、早速の転載。こういうフットワークの良さが、岩田書院の強みだ。転載され…

聞き間違いー炭焼き資料館、覚え違いー夏扇

今日の会議が終わったあと、中年の女性が寄ってこられ、炭焼き資料館はどこにありますか?とおっしゃった。「えー?。炭焼きですか? 炭焼きなら、白峰の資料館かな…。」「白峰にあるのですか?」「いやーァ、あれは焼き畑だ(珠洲市馬渡の炭小屋のイメージ…

書誌紹介『越中の民俗宗教』伊藤曙覧氏著

2006年2月28日刊(届いたのは3月13日)『日本民俗学』245に紹介した書誌紹介は次の通りである。紹介したのは、伊藤曙覧氏著『越中の民俗宗教』A5版・489p。14800円2002年11月刊。岩田書院。 「本書には大きく、①「越中のまつりと民俗芸能」②「越中のヒジリ」③…

南志見でー徳水分流…ー

南志見(なじみ)長栄寺さん。天井に龍の絵が描かれている。12日・今回の坊守会はこのお寺の庫裏で。「徳水分流…」の意味についての質問を受けた。全文は「徳水分流尋宝樹 聞波覩楽証恬怕 寄言有縁同行者 努力翻迷還本家」である。聞かれたのはこの中の「恬…

「お座」でのお説教

夜7時過ぎ、雪が降りしきる中、お座宿へ。漆塗り・螺鈿の立派な火鉢が用意されていたのでシャーッターを切る。高座を用意して貰う。11日に始めて高座でしゃべった。思ったより話しやすい。それで、今晩もお願いした。今まで、高座は偉そう、の印象があったの…

五来重選集の月報

法藏館編集長・上別府氏に電話。月報依頼は別に誰がどうなったというわけでなく最初から予定の人選だとのこと。「前にも、話してたじゃない…」。五来先生の全集を出すという話は聞いていたが月報依頼はどうだったろう…。私には、「かなめ」を聞こうとしない…

柚子の木

13日。昨日の朝。部屋から見える柚子の木。相当雪が積もった。南志見から帰った後、電話が入り、「明日(13日)の晩も(お説教を)…」とのこと。頭痛がひどく、どうしようかと思っていたら、鼻水に代わった。頭痛は薄らぐ。やはり、花粉症??

説話文学研究での執筆ー出雲路修氏ーなど

今年は仕事上( 本職外 )静かな年だが、それでも、いくつかの予定が入った。7月末日締め切りの原稿は、去年の6月に依頼文が届いた。加賀市の出雲路修氏からの手紙で、書いてみましょうか、とお返事を差し上げたら、6月下旬に出版社から正式な依頼が届いた。前…

廃村となっていく村ー中能登町

このことについて『蓮如と真宗行事ー能登の宗教民俗』1998年(平成10)木耳社刊に次のように書いた。 山あいのムラで廃村が決定し、町域に移り住んだ人が話してくれたことを思い出す。ムラじまいの日、マスコミ関係者が取材にきていうには、「どうしてこんない…