購入諸本などー花かたみ、稟承餘艸、俳諧寺一茶…

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改訂教信沙弥と往生人たちー渡辺貞麿・石橋義秀氏

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一念多念文意・一念多念分別事

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こころの相続 五木寛之

 

とも同行を育てる書籍

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稟承余草 全

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信後相續 歓喜嘆 全 

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相續心得 花かたみ

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花かたみ 発行当時の丁子屋刊行仮名聖教・解説本

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末法灯明記

一茶関係

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あなた任せの一茶 昭和10年信道會館刊

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新選妙好人傳第一編 俳諧寺一茶 昭和11年厚徳書院刊

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新選妙好人傳シリーズ ちょっと驚きの人選

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嘉永五年版「おらが春」影印 

影印には目次が無い。のにこの本には目次がある。別の書だが、「父の終焉日記」とある一茶の記録も同様。その旨明記すべきだろうー納得しがたい。

 

蝦夷錦、東アジアの交流

蝦夷錦記事

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今朝の北陸中日新聞蝦夷錦の寄進札は3点ある。石川県歴史博物館戸澗・大井氏が調べていったのはブログの過去を見ると去年の12月。戸澗氏が退職なさっていることもあり、数年前の出来事だったくらいに思っていた。

 

umiyamabusi.hatenadiary.com

 蝦夷錦寄進札は3枚ある。須摩屋藤右衛門(江差)などだが、整理がよすぎて戸澗氏らがおいでたときの写真や、別の法宝物調査時の写真が見つけ出せない。

言い換えれば、検索がうまく出来ないということだ(このバージョンのソフトが使いにくい)。

かろうじて見つけ出した須摩屋は江差総同行中の有力者で、藤田屋與三兵衞・西田屋伴右衛門・本庄屋などとともに天保十二年(1841)に内敷も寄付なさっておいでる。
無縁のため整理したが、墓地に「須广」とあるお墓があった。

須磨ではなく須广姓はかつて、共に民俗調査した須广さんがそうだった。

どんどん思い出が移っていきそうなので、この話はここまで。

これから「臥龍の小径」整備のため、小笹伐り…。

戸澗さんが副会長かぁー。

ぼくにも勉強した日々があったなーー。ぐらいの昨日・今日

 

東アジアの交流と文化遺産

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藤井一二さんから。

紹介したいのは次。

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万葉の総合調査をまとめるにあたって、コロナがやや落ち着くであろう来春ぐらいに能登を訪ねたいと、懐かしい藤井さんから便りがあった。

お返事に飯田からの北アルプス(一般に立山と言っている)の写真を添付した。

それを記事で使ってくださった。

ちゃんとしたカメラマンみたいだ。

そういえば、アナウンサーなどで女流カメラマンという人がいるが、女流にマンはおかしいよね、という記事を読んだ。

女流なら写真家…とか、ともあった。

 

小径整備がどんどん遅くなる。出よう

 

寺域の木々

若山庄飯田城主の庵だった光福庵の流れを汲む飯田総道場西勝寺も寺域の周りが民家や駐車場になって時が流れた。

何度も巨木の枝を払ってきたが、木々はあっという間に成長し枝も張る。伐採して下さる名人たちもそろそろ高齢になり、いろんな点で限界に至った。

それで、欅の葉が散る前に、欅4本、榎2本、棕櫚4本、梨1本、欅の枝2本、椿数本の枝を、この18日から22日にかけて切っていただいた。

その間、暇さえあれば、名人技を口開けて眺めていた。

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欅2本榎2本の頃19日

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道路・電線に影響のない大きな欅2本については枝を払い、銀杏は残した。21日

 

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この欅の葉の下が駐車場で、葉が散り出すとどうしようもない状況になる。今までは近くに門徒さんたちもおいでになり、時には掃き掃除もして下さっていた。とはいえ、葉の茂りようもそれほどではなかったのである。寺域の木々については加賀藩の七木の締まりや防風など、いくつかの歴史的背景や役割を説明できるが、それから150年以上たちとっくに役割を終えていたのだ。

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同じく。左の木は棕櫚。

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18日駐車場にレッカーが入り最初の作業が終わった。

この後、今珠洲で最も通行量の多い道路側の木々作業へと移るのだが、その道路を作るための発掘が始まったのが平成元年。

その2年後、わたしは住職となるのだけれど、後ろ側というか道路側は笹藪に覆われていた。数年かかって行った、いわば最初の作業が笹刈りだった。

それから30年。

すっきりした木々の中を歩いてみると、遮る木々がなう周りの家が目に入る。

人はほとんど住んでいないが、森のお寺から町のお寺になったなぁーとの印象である。

10月23日

伝説の風景ー弁慶石・やませみ湖(北河内ダム)

22日八組坊守会のため、柳田へ行った。

少し余裕を持って

「弁慶石」がどうなっているか訪ねた。

 

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北河内やませみ湖(北河内ダム)

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ススキ・月ー♪すすき葉末にひかるは露か…(伊太郎旅歌唄)

このあと話す予定の

わずかなる庭の小草の白露を求めて宿る秋の夜の月(西行)、この歌をこよなく好んでおられたという金子大栄師のことなどが、風となってこころを通り過ぎていく。

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弁慶石ーこの五十里葦谷地区の奥に弁慶谷内というところがあった。そこには大きな石があって水路を引く妨げになっていた。あるとき弁慶が通りかかり、その石を脇によけてくれた。その出来事が地名の言われとなり、弁慶石は水の守り神になっていたという。雨乞い石だったのだろう。それがダム建設のために沈んでしまうため、この場所に移して語り伝えていくことにしたのである。

碑文にはこのようなことが書いてある。

ーが、いつこの碑ができ、碑文をどなたが書いたのかが、どこにも書いてない。

碑文を書いたのは府玻美智子さんである。

わたしは民俗、伝説などを調べたり書いたりしており、府玻さんは巡り巡っての教え子でもあって、途中から協力させて頂いた。

 

当時はやませき湖を一周することが出来、弁慶谷内へ行く道もあったのだが、今はこの舗装道路、写真に写っているところまで行くことが出来、

その先は進入禁止になっている。

そこに行って「弁慶石は?」と思った。目的が弁慶石だったから、車を降りてぶらぶらしながら写真の碑に会うことが出来た。

 

誰がこの碑を書いたのか?いつ?

 

もっと言えば弁慶石がこのようなところにあることさえ、もう知る人がいないのではないか…。そんなことを考えさせる時の流れだ。

 

帰って調べてみると、ダムは2010年8月に完成している。

10年前の出来事だったのだ。

府玻さんはお元気で活躍なさっているようだ。

なお「地消地産文化情報誌 能登」創刊号から35号まで「伝説の風景」を連載した。

それをやめてからこの前届いた41号で6号1年半経過した。

それさえーズーッと昔の思い出になっている。

弁慶伝説、弁慶石は35回のうち、「別所比咩神と弁慶石」(第8号)で取り上げた。

 

この五十里弁慶谷内の他に、しっかり伝えなければならない弁慶石に、

能登国三十三観音第九番江曽観音に関わる弁慶石がある。

 

これからは思い立ったとき、一人ぶらりと伝説の風景をたずねたい。

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「野辺の送り」10月13日、朝刊記事

11日父の命日。同じ日故叔母のお寺で報恩講

昨年は台風のさなか、お説教をさせていただいた。引上会地帯で多くの住職さん達の参りあわせがあるエリアなのだが、今年はコロナ騒ぎで参りあわせはなし。そのことや、

「野辺の送り」記事依頼を受け、澄んだ月明かりの元で、父と叔母のことを考え原稿を書いたこともあり、始めて報恩講に出仕した。

そこから遠くもない会場で開かれていた版画展も興味があって、お参りの後、会場前まで行ったのだが、家族連れが多い場になじめそうもないような気がして通過。

11~13日は其他の用もあって、金沢方面にいた。

今朝の北國新聞21面の記事「野辺の送り」は、ホテルで読んだ。

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写真に蜻蛉を用いるなど、ちょっとした気配りが尊い。この記事の真上に、わたしにとって大切な人が11日に81歳で還帰なさった旨が載っている。感―無量

 

19、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」⑳―豊四郎順拝92~99 文化六年-1809 能登~越中

92  羽喰(羽咋)北方山御堂(本念寺)

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文化六年 能州羽喰

北方山御堂

已三月 役僧[角印]

93 津幡鳥越山御堂(弘願寺)

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(印)加州津幡

鳥越山御堂

已三月役所[角印]

94  高龍山報恩寺

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二十四輩第一 越中

[角印]高龍山謝徳院報恩寺

縁起別記  執事[角印]

三月廿九日

※報恩寺は富山県に何ヶ寺か在るが、高岡戸出報恩寺である。

95 高岡 専福寺

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越中之州高岡

北谷山専福寺

四月朔日   役僧[角印]

96 牧野 東弘寺

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後堀川皇帝勅願所

高柳山信順院岳山堂

(印)(印)東弘寺(印)

宗祖聖人四年弘法ノ梵刹

浄土真宗最初ノ寺號

二十四輩第九番善性上人

嗣法縁起霊寶畧ス于此焉

越中野岳山堂 知事[角印]


97 

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[角印]東本願寺院家専念寺

浄土真宗三代目覺如上人改祖

本尊覺如上人

御開山蓮如上人

太子高僧蓮如上人此外別縁

記ニ不殃印専念寺地中

正信寺(印)

四月朔日

98 富山極成寺

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高祖聖人御𦾔跡

越中富山

館定山極成寺

聖人御腰掛石 御両手跡□ 石霊ト名□

右之外霊宝略之

知事成圓寺[角印]

四月三日

99 越中吉野 託法寺

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[角印]越中吉野 四十万山託法寺

 綽如上人 蓮如上人 御𦾔跡

霊寶品不記     役者(印)

已四月五日









 

22、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」㉓―豊四郎順拝113~118 文化六年-1809 武州・下総

113  武州東葛四領金村 光増寺

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 親鸞聖人御直筆

  本尊面向阿弥陀如来

    武州東葛四願金町村

     摂取山

      光増寺 

 

114 関宿中戸 常敬寺

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下總國葛飾郡關宿中戸村

中戸山西光院常敬寺

鎌倉将軍惟康親王御建立

亀山院後宇田院兩帝勅願所

高祖聖人御孫唯善上人開基

具如別録

  月番  圓乗筆

八月五日

 

115 上幸嶋庄一ノ谷 妙安寺

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總州上幸嶋庄一ノ谷村一谷山大法院妙安寺ハ

祖師聖人第六之御遺弟開基成然上人江

御付属之 御真影百四十余年之御安座其後

三村前橋ニ二百年之余御移転又前橋より

御本山江御遷堂被為在是則一ノ谷最初安置の

旧跡殊ニ成然上人文永二乙丑年十月十日遷化之

地ニ而御廟有之猿島妙安寺根源之霊場

寶物ホ數多畧之

       役者

 

116 猨嶋郡三村 妙安寺

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  下總國猨嶋郡三村

  一谷山最頂院妙安寺

関東二十四輩第六之御直弟

成然上人旧跡上州前橋妙安寺

兼帯所也

   巳八月七日  輪番

 

117  長須 阿弥陀寺

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御朱印地 總州長須村

屈施龍山 稱名院阿弥陀寺

高祖聖人御旧跡也

左へ御旅之御願御筆

宝物数多

八月七日   役僧

 

118 野田 西念寺

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   二十四輩山第七野田

  西念御房開基也

極楽山聴衆院西念寺

  下總国邊田村

八月八日       執事

18、とも同行の順拝・たび 「宗祖聖人御旧跡巡拝」⑲―豊四郎順拝86~91 文化五年-1808  江州

86 江州彦根 明性寺

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江州犬上郡 彦根 明性寺(印)

役者[角印]

87 長浜 浄圓寺

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蓮如上人御𦾔跡

江州長濱

御坊(印)

當番  浄圓寺(印)

文化五年

辰八月十七日

88 長濱御坊

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江州長濱

御坊役所(印)

文化五年辰八月十七日

89 五村御坊

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信浄院殿教如上人 開基

霊寶略之

江州浅井郡五村

御坊[角印]

役者[角印]

辰八月十八日

90 今濱 聖蓮寺

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弘法大師

 親鸞聖人   御𦾔跡

江州今濱驛ひらい

八幡山無量寿院聖蓮寺花押

一 八房乃梅 寺内ニこれあり

一 御杖の桂木 八幡宮森わきニあり

辰八月廿七日

 91 塩津 浄光寺

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蓮如上人御𦾔跡 江州浅井郡盬津庄

(印)法泉山浄光寺

役者[角印]

辰九月六日

※文化五年度91ヶ寺巡拝。以上

お二方(藤井一二氏、篠原敬氏)のイベント案内ーそして、月と栗ー

 

その前に

中秋の名月ー柳田の月午後6時58分。能登の山道-山際・中空ー月が煌々と前にあり右手にあってドライブの友となってくれた。

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2日。

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もう栗は終わりと思っていたのに、3日朝も…、こんなに

 

○藤井一二氏

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2021年2月13日太宰府で。

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そういえば、藤井さんとは県埋文評議員会でいつも隣同士。いろんなことを教えてもらった。

 

10月7日(水)追記

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シルクロード大伴家持の時代』20201006恵送さる。二人を繋ぐいろいろなラインが見えてきた。法縁としか言い様がない。


 

 

○篠原敬

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10月9日~18日「珠洲焼 篠原敬展」

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原敬陶展開催関連イベント 上野雄次花いけ教室

お二方から案内が届いた。

芸術に触れたい。

太宰府も一度は訪ねたい。

 

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だが、日のたつことの早さにあせりながら、

シコシコと、わたしの知りたい一茶整理をしている自分お姿が目に浮かぶ。

あれ!今週も!-赤い秋

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百日紅

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鶏頭

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27日同朋会推進員学習会で、お聞きにおいでた方々と花を眺めながら話した。これが鶏頭で、先の長いのは吾亦紅だとばかり思って話しかけたら、植えた坊守がそく、どちらも鶏頭だという。そもそも吾亦紅の季節ではないそうだ。赤い花か白い花あたりで判断してしまい、それ以上細かいところに気がつかない。

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彼岸花ー一気に咲き出した。

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赤いコスモスも

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栗は豊作だった。もう落ちていないだろうと思っていたのに今朝も拾えた。実の側には秋の虫やまだ小さなバッタなど。里の秋

 

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おっと!今週も…!

 

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